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学術集会について

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金井 一薫について

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報告

 

【2017.6.17】 ナイチンゲールKOMIケア学会・第8回学術集会

 

6月17日(土)

良く晴れた青空のもと、第8回ナイチンゲールKOMIケア学会が、大阪市立大学医学部学舎4階大講義室で開催されました。
今年度から、学術集会の開催は土曜日の1日だけとし、充実した内容とすべく準備して臨みました。



まずは、理事長金井一薫の挨拶から始まりました。
今年は通算21回目の学会です。昨年創立20周年を終えた今、ナイチンゲールKOMIケア学会は新しい時代創りをしていかななければなりません。
KOMIケア理論は、19世紀にナイチンゲールが耕して植えた看護の木を、日本の土壌に、日本の土と混ぜて移植し、新たな木として育てあげたものです。そのKOMIの木が、再び新たな「幸の葉」を茂らせていく様子を、四葉のクローバーに重ねてイメージしてみました。



続いて、今年の集会長である阪南中央病院副院長の石川惠子さんが「会長講演」を行いました。阪南の看護部の歴史をKOMIケア理論の定着の歴史として語ってくれました。素晴らしい内容でした。これは全国のモデルとなること間違いなしです!



次に一般演題8題が発表され、いよいよ今年度のハイライト、指定演題と特別講演2題が披露されました。
いずれも刺激的な内容で、まさに「理念をかたち」化したものでした。私たちは、どんな具体的な実践のかたちでも、その内容がKOMIケア理論の目的論に叶っていれば、それを「方法論の具体的展開」としてとらえていくことができます。
その意味でケアコラボ社の藤原士朗氏の「スマートフォンを使ったケアコラボ版」や、田中靖代氏の「暮らしのなかで行う摂食訓練のかたち」や芹澤隆子氏の「ケアに“楽しい”の専門性を求めて」という講演は、KOMIケア理論を具体的なかたちとして表現されたものといえるでしょう。
このようにとらえていくと、KOMIケア理論の具体的かたちのあり方は、無限大に広がっていきます。

今年の学術集会は、全面的に阪南中央病院のスタッフの方々にお世話になりました、心からお礼を申し上げます。



来年は、東京有明医療大学において、川上嘉明教授を集会長として、6月2日(土)を予定しています。
有明は東京オリンピックのメイン会場がひしめく地です。その進行具合なども見物できるものと思います。

本日、ご参集くださった皆さまに心からお礼を申し上げ、また来年、東京の地でお会いできることを楽しみにしております。

 

 


【2016.6.26】 ナイチンゲールKOMIケア学会・2016年度学術集会







6月25日(土)~26日(日)

創立20周年記念となる学術集会が、東京御茶ノ水にある“ソラシティカンファレンスセンター”で開催されました。
梅雨の合間の晴れた日に恵まれ、傘が要らない理想的な会となりました。
広々とした明るい会場は、御茶ノ水駅から徒歩1分という便利さです。

会場はほぼ満席の状態でした。
土曜日:集会長のロンドン学会報告➡指定演題(ケアのICT化に向けて)➡一般演題4題が発表されました。
日曜日:特別講演群5題➡総会➡パネルディスカッション(KOMIケアで゛自然死の終末過程を創る!)が行われました。

どの演題も素晴らしい内容で、本学術集会のテーマである「理念をかたちに・・」がしっかりと、具体的実践を通して語られていました。
゛自然死”をめぐる最新の研究報告、教育現場からの報告、病院からの報告、介護施設からの報告、子ども分野からの報告、そして在宅ケア現場からの報告と、実に幅広い分野において、それぞれがKOMIケア理論を頭において、それを各領域の実態に沿うように具現化している様子が、見事に伝えられました。

20年という長い歳月のなかで、KOMIケア理論を武器に、実践者たちが豊かな発想のもと、堅実な歩みを展開してくださった、その結果を知ることができた学会でした。
KOMIケア理論で学ぶ看護学生たちが、実習でみせた素晴らしい実践の姿には、思わず涙がこぼれました。また、これまでの通念を破って、゛自然死”を創るために、その人のいのちに寄り添い、温かなケアの場づくりをしている施設実践の姿にも、大きな共感を覚えます。また地域のなかで新しい看取りの文化を創出している訪問看護・介護者のたゆまぬ努力とその創成力には、ただただ有難いと思いました。
日本のケアの場は、新しい展開を必要とする時代を迎えていますが、本日の学会で語られた内容は、今後の日本のケアの質を高め、あるべき方向へと導く道しるべとなると思います。
本当の看護・介護ここにあり……!!

私がナイチンゲールKOMIケア理論とシステムを創出してから20年……。
ナイチンゲール思想に取り組んでからはほぼ45年という歳月が流れました。
私の半世紀に及ぶ仕事が、本日、こうして多くの実践者に継承され、実りある実践の姿・かたちとして日本のケアを創り上げてくださっている様子を見て、ほんとうに感無量です。

本学会の開催にあたって、ご支援、ご協力いただきました三島地区の皆さまに、心からの感謝の気持ちをお伝えいたします。
そして、学会にご参集いただきましたすべての皆様に、重ねてお礼を申し上げます。

有難うございました!!

 

 

 

 

【2015.6.30】 ナイチンゲールKOMIケア学会・2015年度学術集会





6月27日(土)~28日(日)
ナイチンゲールKOMIケア学会・第6回学術集会が、千葉県幕張メッセで開催されました。
今回は、KOMI理論学会第1回目から数えて、通算20回目となる記念すべき学術集会でした。

千葉県の社会福祉法人・福祉楽団のメンバーと、神奈川県の社会福祉法人・小田原福祉会のメンバーが事務局を支えてくれました。
企画のアイディアから、特別講師の交渉、運営の全てを引き受けてくださり、学会長の飯田大輔さんを補佐して、素晴らしい内容を演出してくださいました。
学会テーマは「やってみよう。まあまあ楽しいケア。」です。ちょっと、不思議なネーミングですが、これは福祉現場で働く若いケアワーカーさんたちに、敷居を低くして入ってきていただけるように頭を絞った結果です。
ところが、実際の2日間の内容は、まあまあわかる・・・どころではなく、ずいぶんわかる内容であり、興奮するほどに時代の先を見せていただけた内容だったのです。きっと、参加された方々は、こういうケアをやってみたい、こんな職場で働いてみたい・・・、時代はこんな方向に動いていくんだ・・・と思ったはずです。
会場は若い人たちであふれていました。
これからのKOMIケアの発展の姿を見た思いがしました。

詳しくは「学会集録」をご覧ください。
入手されたい方は、下記にお問い合わせください。1冊1,000円
学会支援機構:ナイチンゲールKOMIケア学会
TEL:03-5981-6011(担当・高田)

ナイチンゲールKOMIケア学会の会員の方には、次号の『KOMIケア通信第13号』と共にお送りします。





【2014.6.9】 ナイチンゲールKOMIケア学会・第5回学術集会開催!








6月7日(土)~8日(日)

ナイチンゲールKOMIケア学会・第5回学術集会が、名古屋市の今池ガスビルホールで、約300名の参加者を得て開催されました。当日参加の方が多かったことも特徴の1つでした。

今年のテーマは、「人々に第一級の看護を届けよう」です。

ナイチンゲールは、1876年の論文「貧しい病人のための看護」の中で、「在宅の貧しい病人に、これまで経験したことのない第一級の看護を贈る」と記述しています。これは心に響く言葉です。私たちKOMIケア学会のメンバーも、この言葉を継承し、第一級の看護を形にして、現代の看護介護を必要としている人々に届けたいと思っています。

そのビジョンの元で開かれた学術集会の一般演題においては、第一級の実践の姿が浮き彫りになりました。


ナイチンゲールKOMIケア理論は、歴史研究において新たな知見を獲得しましたし、基礎教育や卒後教育分野での実践者たちは、KOMIケア理論の実践の姿を披露してくださいました。さらに近未来に期待されるコミュニティケアのあるべき方向性を明らかにした集会となりました。

質の高い、そして面白い学術集会でした。1つひとつの発表をワクワクしながら聞きました。

来年は6月に千葉での開催です。


また来年、さらに進化した内容をご披露したいと思います。


ご参加くださった皆さま、有難うございました!

 





【2012.11.27】 ナイチンゲールKOMIケア学会・第3回学術集会成功!

 

 

11月17日(土)~18日(日)

ナイチンゲールKOMIケア学会・第3回学術集会が無事に成功裏に終了いたしました。

今年のテーマは「これからのコミュニティケアを発展させるためにー核となる看護職と介護職のこれからを問うー」でした。

平成25年には日本の高齢化率は25%となり、いよいよ4人に一人が高齢者という時代に入ります。病院における入院日数はさらに減少し、地域・在宅で療養する人はますます増加します。家族の絆が薄れている時代でもあり、地域の力を掘り起し、コミュニティケアを担う看護介護職が担うべき課題は山積みしています。

このような背景を踏まえて、本学会では今私たちに何ができるのか、ナイチンゲールKOMIケアの実践者たちに何が期待されているのかを明らかにしました。

土曜日に発表された4疾患からは、改めてKOMIの視点で病気を見つめることで、生活過程を具体的に整える方向性が示されたと思います。

そして今年は「ドイツの職業教育」と「オランダのコミュニティケア」の実態を学ぶという企画が立てられ、木戸裕先生と堀田聰子先生による素晴らしいご講演を拝聴することができました。終了後の参加者は一様に興奮しており、それそれの胸に今後の実践のあり方を描くことができたようでした。そのうちオランダへの視察旅行が企画される可能性もあります。

さて、2日目の企画ですが、午前中は5名の方による「実践報告」でした。一軒家を「在宅ターミナルケアの家」として創り上げた神戸の松本京子さん。重心児ケアをKOMIケア理論を活用することでチーム全体として取り組むことを可能にした札幌の増田多智さん、特養における新人教育の在り方を画期的に創造している福祉楽団・杜の家の上野興治さん、急性期病棟でもしっかりとKOMIケア理論を活用して清潔の看護技術に取り組んでいる砂川市立病院の高野美奈子さん、そして病棟風土をKOMIケアの視点で変革していったという福岡大学病院の太田美津子さん。

それぞれ素晴らしい実践の様子が映像と共に映し出されました。聞いている人々の心に深く染み入ったと思います。正に「看護や介護が見える実践内容」でした。KOMIの宝ですね。

午後は会長講演とシンポジウムです。

私のテーマは「日本の看護と介護のこれからを問う」です。ナイチンゲール思想によって措定された看護実践の定義をもってすれば、それは介護実践の本質と同じであるということを強調した上で、これからのコミュニティケアにとって、介護福祉士の存在を福祉職から医療職へと転換する道も思考すべきであるとの発言をしました。さらに看護界もコミュニティケアを担うべく訪問看護師の教育の在り方を再考すべきであり、特に新卒のナースたちを訪問看護師として育成する道を早急に開発すべきであるとの提言をいたしました。

この発言を受けて、7名のシンポジストの方によるご発言がありました。発言者のお立場は、1.介護福祉士教育者として、2.老年看護学者として、3.オランダのコミュニティケア研究者として、4.ドイツの教育研究者として、5、地域医療を担う医師として、6.コミュニティケアの実践者として、7.看護師学校で学ぶ介護福祉士として、というものでした。

7人目の戸島崇子さんは私の前任校のゼミ生で介護福祉士ですが、目下看護専門学校に通っていて来春に卒業予定の方です。介護福祉士として力をつけるには、もっと医療の知識が必要であると考えて学校に通っているのですが、老年看護学実習を通して看護と介護の実践の本質は同じであると、改めて分かったと発言しておられました。

それぞれのご発言には大きな意味が込められており、全体としてこれからのコミュニティケアを担う人材育成の方向性が見えてきたように思われました。

充実した2日間でした。そしこれからの課題がくっきりと見えてきた学会でもありました。

ご参加くださった方々、ご協力いただいた皆様に心から感謝申し上げます。有難うございました!

来年の学会は6月22日(土)23日(日)に福岡大学で開催します。ご期待ください。