トップページ

FNKOMIケア学会を知る

学術集会について

学術集会について

研修会

金井 一薫について

金井 一薫について

歴史

"KOMI"のInnovation (刷新・革新)

 これまであまり語ったことはないが、ここに「KOMI」という単語の由来と「KOMI理論研究会」発足の経緯について述べてみたい。というのも、会の発足当時に支援してくださったメンバーが、そろそろ定年を迎える頃となり、本会の成り立ちや経緯を知る者が少しずつ去っていき、このままでは事実が曖昧になってしまうことを懸念するからである。

 「KOMI理論研究会」の原点は、ナイチンゲール看護研究所主催のセミナーにある。そのセミナーは、私が1990年代に非常勤講師を務めていた日本看護協会の「看護研修学校」並びに「看護研究研修センター」の受講生たちから請われて始めたものであった。つまり1回の講義(1日4コマ)を聴くだけでは物足りないという多くの受講生たちの声に後押しされて、8日間コースのナイチンゲール看護研修セミナーを開催したというわけである。初回は1994年に池袋の会場を借りて80名ほどでスタートしたが、翌年からは東京と大阪の会場において、毎年8日間コースのセミナーを年2回開催するに至った。会場には毎年200名を超える受講生が足を運んでくださり、常時満席状態になった。そしてこのセミナー受講の第一期生たちの発案によって、同窓会組織としての「KOMI理論研究会」が創設されたのである。1996年(平成8年)10月のことであった。

 では、なぜ「ナイチンゲール研究会」ではなく「KOMI理論研究会」だったのか? それは同年(1996年)に『KOMIチャート』が発刊されたからである。この"KOMI"という単語は、Kanai Original Modern Instrument の頭文字をとって命名したもので、本来は「生活過程判定チャート」というべきところを、発案者の名前にちなんで「金井方式のチャート」としたのである。またKOMIという単語には、日本発信のナイチンゲール思想を土台とした思考様式という意味も込められており、"KOMI"に特別の思いを託したのであった。そのため会の名称を「KOMI理論研究会」とすることに、誰にも異存はなかったのである。

 さて、本年5月8日の総会において、14年間続いたKOMI理論研究会は、「ナイチンゲールKOMIケア学会」と名称を変更したうえで、NPO法人に移行することが決定した。私はこれを機に、KOMIの頭文字のKanai Original Modern Instrument という表現を、Kanai Original Modern Innovation にしたいと思っている。Innovationという単語には「刷新・革新」という意味があり、これによってKOMI理論やKOMIチャートという言葉は、「刷新的な現代金井方式の理論やチャート」と位置づけることが可能となる。法人格を取得することを機に、KOMI自身をも刷新することは必要であり、また望ましいことではないかと考えている。

 次に、この度承認された「ナイチンゲールKOMIケア学会」という名称についてである。なぜ今回はナイチンゲールの名前を入れたのか? この答えは簡単である。私たちはこれまでもそうであったように、これからもずっとナイチンゲール思想を探究し、ナイチンゲール思想を継承・発展させていくことを会の目標とするからである。さらに本会は、ナイチンゲールとKOMI思想を具現化するために、"KOMIケア"の実践を目指して設立された団体でもあるからだ。会の趣旨に適合した素敵な名前だと思う。



ナイチンゲールKOMIケア学会の歴史


 本学会の前身は、KOMI理論研究会という任意団体でした。
 KOMIという言葉は、Kanai Original Modern Innovation の頭文字をとって名付けられたもので、金井一薫が提唱するナイチンゲール思想を土台とする現代ケア論という意味があります。「KOMI理論研究会」では、KOMI理論を実践の場で展開するための知識習得の場としてのセミナーを開催し、会誌を発行して会員相互の親睦を図り、会員の研究や実践の成果を発表し、報告し合うための学会を開催してきました。

 しかしながら2010年5月、ナイチンゲール思想とKOMI理論をさらに社会全体に広げ、我が国のケアの実践の質を高めるために貢献することを目的とする、特定非営利活動法人の認証を受けることが、会員の総意で決定されました。これによって、KOMI理論研究会はその使命を終えて、新たに設立された法人にその理念をひき継ぐことになりました。

以下に本学会の歴史を簡潔に時間軸にそってご紹介します。

1996年(平成8年)10月
1997年(平成9年)1月

1997年(平成9年)5月
1997年(平成9年)11月
1998年(平成10年)11月
1999年(平成11年)11月
2000年(平成12年)11月
2001年(平成13年)11月
2002年(平成14年)11月
2003年(平成15年)11月
2004年(平成16年)11月
2005年(平成17年)11月
2006年(平成18年)11月
2007年(平成19年)11月
2008年(平成20年)9月
2009年(平成21年)10月
2010年(平成22年)9月


2010年(平成22年)11月
KOMI理論研究会発会式
KOMI理論研究会規約の制定
会員数281名
会誌『THE KOMI』第1号を発行
第1回KOMI理論学会(埼玉県浦和市)
第2回KOMI理論学会(大阪市)
第3回KOMI理論学会(福岡市)
第4回KOMI理論学会(仙台市)
第5回KOMI理論学会(東京)
第6回KOMI理論学会(東京)
第7回KOMI理論学会(大阪市)
第8回KOMI理論学会(東京)
第9回KOMI理論学会(東京)
第10回KOMI理論学会(大阪市)
第11回KOMI理論学会(福岡市)
第12回KOMI理論学会(札幌市)
第13回KOMI理論学会(名古屋市)
『KOMIケア通信47号(最終号)』発刊
会員数936名
特定非営利活動法人ナイチンゲールKOMIケア学会設立
ナイチンゲールKOMIケア学会第1回学術集会